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Column

本日は何の日?

今日は「七草の日」!

七草の日に七草粥を食べる風習は、上巳の節句(桃の節句)や端午の節句などの五節句の一つで、今年一年の無病息災を願う行事なのだそうです。
お正月に食べる豪華なおせちやお酒、美味しくてついつい暴飲暴食!なんてこともあるかと思います。
七草粥はそんなお正月疲れの体や胃腸を優しく労わり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給もしてくれます。


「身体に嬉しい七草の効果とは?」

一般的に七草粥の七草は「春の七草」をさします。
「春の七草」にはそれぞれ縁起を担いだ意味があるのだそうです。
こちらでは「春の七草」の種類と効果、そして七草それぞれにある意味についても説明していきます。

1つめセリ
セリは、競り合うように生えていることからこの名前が付いたとされています。
その名の通り「競り勝つ」という意味をかけて、縁起物とされています。
ビタミンA、ビタミンC、カリウム、カルシウム、リンなど多くの栄養素が含まれていて中でも鉄分を多く含んでいることから増血作用も期待できます。

2つめナズナ
ナズナは古くから民間療法でも用いられ、便秘、高血圧、利尿効果などがあるとされています。別名「ペンペン草」とも呼ばれています。
花の下についている果物が、三味線のバチの形に似ている為、この呼び名が付いたとされています。
ペンペン草は道端にも頻繁に生えているため雑草と思っている人も多いですが、実は「撫でて汚れを払う」とされる縁起のいい食材です。

3つめゴギョウ
ゴギョウは別名「ハハコグサ」とも呼ばれていて、「仏体」をあらわす縁起物なのだとされています。
明治時代頃までは草餅にしたり、お茶にして飲んだりと古くから慣れ親しまれていた植物で、咳止め、のどの炎症、むくみ等に効果的なのだそうです。近年ではのどの痛みの緩和やデトックス効果が期待できるため、ハーブティーとして人気が高まってきているそうです。

4つめハコベラ
別名「ハコベ」とも呼ばれるナデシコ科の植物です。
「繁栄がはびこる」になぞらえて、縁起のいい植物だとされています。古くから中国では薬草として、止血作用、鎮痛作用、歯槽膿漏の予防薬などにも使用されてきたのだそうです。
ハコベラにはビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、サポニンなど非常に栄養素の豊富な薬草です。

5つめホトケノザ
ホトケノザ(仏の座)は、正式名称「コオニタビラコ(小鬼田平子)」という、キク科の植物です。まさに名前からしても縁起ものですね!
効能は、健胃・整腸作用、高血圧の予防、アトピー改善などにも期待できるといわれています。
苦味が多いので、塩ゆでした後に流水にさらし、苦味などを取り除いてから使用するのがおすすめです。

6つめスズナ
スズナの正式名称はカブ(蕪)で、アブラナ科の植物です。
カブは古くから「神を呼ぶ鈴」と言われ縁起物とされてきました。
風邪、便秘、胃潰瘍、胃炎、骨粗鬆症、がんなどの予防にも良いとされていますので、胃腸の調子が悪いときにもおススメな食材です。葉にはビタミン類やカルシウム、鉄などが豊富に含まれており、根の部分には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれていて、食物繊維もたっぷり。
腸内環境を整えて便秘を改善したり、生活習慣病の予防にも役立ちます。
七草粥を作るときは根と葉の両方を入れるとよいでしょう。

7つめスズシロ
スズシロとは「大根」のことで、「汚れの無い純白さ」を表しているとされ、スズシロ(晴白)と呼ばれるようになったとされます。
栄養素としては根の部分には「ジアスターゼ」という消化酵素が含まれている為、消化を促進します。
また、大根の葉には他の葉物野菜にも負けないほど多くの栄養が含まれています。βカロテン、カルシウム、ビタミンC、鉄分に至っては栄養豊富で知られるほうれん草や小松菜以上の栄養量を含んでいます。


この様に、七草にはそれぞれに縁起を担いだ意味があり、体にいい効果が沢山含まれています。そんな七草を使った七草粥は、飲み食べして疲れているお正月明けの胃腸に優しい食べ物という事で毎年1月7日には七草粥を食べるという風習になっています。

七草粥は、無病息災を願って食べる行事食です。
身体を労わりながら新年の健康祈願を行う為にも、1月7日にはぜひ家族みんなで七草粥をいただきましょう!



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